2013年8月17日土曜日

Live At Bestival 2012 / NEW ORDER (2013)



去年2012年のサマソニ(大阪)にNEW ORDERを目的に見に行ったんですけど、例の落雷騒動があって、サマソニ中断。再開しても時間の都合で、トリなのに演奏時間が1時間しかなかったんです。
でも、その1時間がとんでもなく濃密で、エンターテイメントとしても超一級品の完成度を誇っていて(JDの曲やってくれるし、既存の曲も殆ど新たなアレンジが加えられ、映像の完成度も非常に高かった)あー、今のNEW ORDERでLIVE BDなんかリリースしてくれないかなー。絶対買うのになー。。
なんて心の奥底でずっと思っていたら、CDですが先日リリースされたので購入しました。笑

本当は、YOUTUBEじゃなくて、画質のいいBDでウチのプロジェクターの大画面で見たいんだけどな。今は我慢。
さて、CDの内容ですが、本当に良いです!アレンジもやっぱりいい感じですねー。(586なんかはイントロ聴いただけではわからない程です)JD曲もカッコイイ。と言うか、この映像の演出はサマソニの時も思ったけど反則。泣ける。。(下記YOUTUBE参照)
あとバーニーが、アルバム後半になるにつれてどんどんテンションが上がってきて、声量までも変わってくるのですが、そんなところも聴いてて楽しかったですね。笑






2013年8月16日金曜日

Mediation of Ecstatic Energy / DUSTIN WONG (2013)



予約注文していたDustinの新譜が届いたので、今日は1日仕事をしながら聴きとおしていました。
Dustinと言えば、1人で多数のエフェクターを足元にならべ、ディレイ、ループ等様々なエフェクトを駆使し、ミニマルでカラフルなレイヤーを描き出していくギター・パフォーマンスがカッコイイミュージシャン。
ギターレイヤー3部作にあたる今作は、今までの一発録りではなく、全てをパーツ録りして緻密にミックスが施され、ぐっとハイファイな音へと進化。
展開とメロディセンスは、さらに構築的に、そこへグルーヴ感も加わって、オリジナルなミニマル・プログレッシブな作品に仕上がっていて、相変わらずカッコイイ。
今までの作品もそうですが、Dustinの音はウチの美容室のBGMにもピッタリで、今週はお店でヘビロテしそうです。




Opsigno / Alejandro Franov (2013)



アルゼンチン音響派の重要人物の一人であり、マルチ奏者、アレハンドロ・フラノフの4thアルバム。
シタール、アコーディオン、ホーミー、キーボード、ギター、パーカッション、ボーカル他無数の楽器を操り、「音の妖精」の異名を持つ音楽家。
ベースに南米のリズムを取り入れつつ、使用する楽器からも想像がつくように出る音は東洋的な空気感をミックスしており(アルバムジャケットにも日本語が!)
夏にピッタリの、透明度の高い心地よい演奏で魅了させてくれる傑作アルバム。
まさに妖精が通った光の跡を追いかけていくような感覚です。 
う~ん。気持ちいい。



下記サイトで試聴できます。

2013年8月13日火曜日

Classical Songs Of Ryukyu Court / 西江喜春 & 玉城正治 (2008)



人間国宝にも認定された、沖縄伝統音楽のレジェンド、西江喜春氏、玉城正治氏によるアルバム。
一流の歌い手による沖縄古典音楽の音源のリリースは非常に少ないので、貴重なCDでもあります。
かつては首里城で演奏されたであろう、琉球王朝の気品溢れる宮廷音楽が、ゆったりとしたグルーヴで漂います。DUBとか好きな方はこういう音楽も絶対気にいると思うので、新しい刺激を求める意味でも是非聴いてみて欲しいです。音の深みが違います。
難点は、海外向けのベタすぎるジャケットデザインかな。
本当に素晴らしいアルバムで皆さんにも聴いてもらいたいのですが、これも音源がネット上に見つからず。残念です。






もっといて、ひっそりね / MAREWREW (2012)


MAREWREWは、北海道・アイヌをルーツに持つ4人組女性ヴォーカル・グループ。
アイヌ音楽を研究する為に、地元の資料館に通いつめ、徹底的に調べつくして完成したというアルバム。
ウコーク(輪唱)に手拍子、トンクリとムックリ(アイヌの民族楽器)というミニマルな武器で、アイヌの伝統音楽を重んじ、声のレイヤーで表現する小宇宙的な作品。全曲アイヌ語による歌唱。とても美しい。



TONKORI / OKI (2005)



北方民族アイヌに伝わる「トンコリ」は五本の弦が張られるシンプルな楽器。 そこからはじき出される魅惑のリズムと甘美なメロディーは、未知の文化に触れる高揚感と、同時に懐かしさが同居するジャーマンな音色を紡ぎだす。
今作では、現代唯一のトンコリ奏者であるOKIさんによる、トンコリのみで制作されたアルバム。
ウメ子さんのアルバムでも感じられた、静かながらもとても強いエネルギーを感じる、奥深い世界観のアルバム。
個人的に、Koichi Shimizu&Zai Kuningのアルバム(タイでしか買えないインディーズアルバム。また紹介します)を彷彿とさせ、興奮した。


(音源が音楽がネット上に見つからなかったので、気になる方は是非ご購入を)

SAKHALIN ROCK / OKI DUB AINU BAND (2010)



最近紹介した安東ウメ子さんのアルバムが、今年の前半聴いた中で(200枚くらい?)ベストなのですが、それがキッカケで北のアイヌの伝統音楽、そして南の沖縄の伝統音楽の芳醇な世界にズブズブはまってきています。
ということで、アイヌのオススメの音楽CDを連続で紹介していきたいと思います。(と言っても、リリースが極端に少なくて数枚程度ですが)
こちらのOKIさんのバンドは、アイヌの伝統楽器・トンコリをベースとドラムで電化し強靭に補強、新しいサウンドに生まれ変わらした革命的音楽家。
現代のレゲエ・サイケ・アフロ・ブルースにウポポ(歌)、アイヌの踊りが混沌と入り交じり、
ワールドミュージックファンのみならず、あらゆる音楽ファンにもアプローチする音楽に仕上がっている。
世界中の音楽フェス、日本のフジロックなどにも出演している。





2013年8月6日火曜日

FUJI ROCK FESTIVAL 2013

行ってきました!フジロック。
帰ってきてから、仕事がとにかく忙しくて書くのが遅くなってしまいましたが、もう最高でした!!
殆ど雨降って雷なってたけど、音楽が好きだし楽しいから何にも関係なかったです。
雨対策も万全でしたし!その分、雨が上がった晴れ間の気持ち良さは格別でした。








bjork in fuji rock 2013より




何がベストか?と聞かれれば迷うのですが、「予想以上に良かった」という意味では、やはりTOM ODELLでしょう。このブログでも以前紹介しましたが、若干23歳のイギリスのシンガーソングライターです。
もう、CDも素晴らしいですがライブだとさらに素晴らしい!!若さ溢れる、情熱的で天才的なライブアーティストでした。
本当に震えるくらい凄くて、そして恐ろしい。彼はルックスもいいですし多分今後世界的に大ブレイクすると思うのですが、反面、若いうちに才能を発揮しすぎると、精神的な面でも今後がとても心配でもあります。
とにかく、これからも応援していきたいと思います。次は是非、単独来日を、、、。

それ以外ですと、1番のお目当てだったCURE(180分のセット)はセットリストが良すぎて泣きまくり、bjorkでは言葉にできない感動を味わい、Jurassic5では熟練のラップスキルに痺れまくり踊りまくりました。MULATU ASTAKE、Tro Y Moi、SAVAGES、Dustin Wong、BO NINGEN(SAVAGESのボーカルとのコラボ)、辺りも素晴らしかったですね~。
CURE見てる時、女の子に間違われてナンパされてビール貰ったのも楽しかったですねー。
いやあ、野外で聴く音楽って最高。フジはご飯も美味しいし、綺麗だし、素敵。また行きたいな。