2014年12月27日土曜日

Nothing Has Changed [Deluxe Edition] / David Bowie (2014)





2014年、最後の買い納めはこちら、ボウイの3枚組50周年ベストでした。
購入の決め手になったのは、アートワークのかっこよさ。パッケージも紙ジャケにプラスチックケース2枚が装入されている、凝ったデザイン。音質もとってもいいです。
1枚目の1曲目に入っている新曲もカッコイイです。お正月、じっくり聴きこみたいと思います。






2014年12月13日土曜日

Acrobats / LAURA MOODY (2014)


年末に傑作が生まれました。素晴らしい作品です。
イギリスのチェロリスト・SSWであるLAURA MOODYのデビューアルバム。
前衛音楽・伝統音楽・クラシック・ポップス・ゴス・様々な要素を飲み込みアウトプット、そこに生々しい精気とエロスを宿した作品世界を創り出す。
伝統音楽と現代音楽、東洋と西洋、男性的なるものと女性的なるもの、感性と理性、感情的であることと知的であること、などといった、「相反するもの」を追求する彼女の作品は、調性と非調性、生音と電子音、プログレッシブ・ロックと現代音楽、さらにはワールド・ミュー ジックの境界を超える新たな結びつきを提示している。





グリッチノイズの使い方がいいです。



アルバムがあまりにも良かったので、同じ日に2008年リリースのEPも購入してしまいました。
こちらも相当ヤバイです。





2014年12月10日水曜日

The Last Transmission / Melvin Van Peebles & The Heliocentrics (2014)


ブラックムービーのオリジネーターとして知られる名優、ディレクター、ミュージシャン:Melvin Van Peeblesが Sun Ra の世界観や現代のサイケデリアをイメージして描いた偶像を、ファンクバンドHeliocentrics が具現化して制作された作品。深く、混沌とした深化した世界観を表現している。
現代の様々なダンスミュージック、そしてファンク、ジャズ、ワールド等あらゆるクラシックミュージックを飲み込んで進化したグルーヴにギター、バイオリン、チェロ、クラリネット、鍵盤やエレクトロニクスなどが交錯し即興的に生み出されるメロディーと音の遊び。ファンクやジャズというブラックミュージックの枠を超えてロックやワールドミュージックにまでクロスしたグローバルで宇宙的なサウンド作品を完成させている。






Circuitous / Afrikan Sciences (2014)




年末に素晴らしい作品がリリースされました!
NYのアフリカン・サイエンシーズの3枚目となるフル・アルバムでベルリンの新機軸実験電子レーベル〈PAN〉より発表。多くの黒人音楽の系譜に流れるSF志向、宇宙/未来/テクノロジーを表象するアフロ・フューチャリズムのコズミックでスピリチュアルな空間にビートがせめぎあうアヴァンギャルドなファンクネス、シカゴやデトロイトのロウなテクノ/ハウスとジャズを取り込む西海岸のビート・サイエンスが融合した逸脱の電化アフロ・ハウス作品。
シーケンサー、シンセ、キーボード、サンプラー、ベース、パーカッションなどを自由に織り交ぜながら自身のシグネイチャーであるコンプレックスなメロディとポリリズムを用い、即興的かつ綿密な逸脱のグルーヴと空間を構築。ハウス、ヒップホップ、ジャズが一体となってかつてない科学反応を起こしたブラック・マシーン・ミュージック!









From Out Here / The Advisory Circle (2014)

ライブラリー・ミュージックの最先端レーベルGhost BoxよりJon BooksによるプロジェクトThe Advisory Circleの4枚目となる新作。
アナログイズムとエレクトロニズムのエキスが詰まった至福のエレクトロニック・ファファンタジー・サウンド。
今作も今まで同様に70年代の教育番組やドキュメンタリーから録られたようなサンプル音源を軸に現代のデジタルワールドからの反発とも言えるノズタルジックでプリミティブなエレクトロニック・ファンタジーを作品で表現している。かなり好きです、この感じ。



2014年11月12日水曜日

Essentials II / Karen Souza (2014)





in tokyo / antonio loureiro (2014)




ブラジルのアントニオ・ロウレイロが2013年の来日時に行ったライヴがめでたくCD化!本作は、アントニオ・ロウレイロに芳垣安洋(ドラムス)、鈴木正人(ベース)、佐藤芳明(アコーディオン)を加えた、最少であり最高の編成で行われた極上の音楽。新曲2曲にミナスの名曲カバーも収録。傑作SOとはまた違った繊細な歌と臨場感あふれる作品。



Cheek to Cheek / Tony Bennett, Lady Gaga (2014)






secret postcard / plasticzooms(2014)


After The End / Merchandise (2014)




singles / future islands (2014)




Art official age / PRINCE (2014)




2014年11月11日火曜日

TENT / toconoma (2014)


2008年結成のインストバンドtoconomaのセカンド・アルバム。レコーディング・エンジニアに星野誠、マスタリングに内田孝弘といった前作『POOL』の制作陣が再度集結。toconomaらしいポップネス溢れるダンス作品で、アシッドジャズ、ラテン、AOR、ジャズロックなど多彩で飽きさせない仕上がり。最近新しく買ったアロファロメオのジュリちゃんとのドライブ用に購入!


2014年11月9日日曜日

rising son / takuya kuroda (2014)

ニューヨークを拠点に、ホセ・ジェイムズのバンド・メンバーも務める気鋭のトランペッター、黒田卓也の作品。
ホセ・ジェイムズ完全プロデュース・ホセ・ジェイムズ・バンドのメンバーとともに、ダンサブルでグルーヴィーな、コンテンポラリー・ジャズを展開。・オリジナル曲に加え、ロイ・エアーズの名曲「Green And Gold」「Everybody Loves The Sunshine」もカバー。「Everybody Loves The Sunshine」にはホセ・ジェイムズがボーカルで参加。


2014年10月31日金曜日

La Isla Bonita / Deerhoof (2014)



結成20周年を迎えるUSインディーロックの至宝、ディアフーフの最新作。今作も彼らならではの刺激的でヘンテコなバンド・アンサンブルが絶妙なバランス感覚でアルバム・フォーマットへと落とし込まれています。サトミとグレッグのツイン・ヴォーカルが美しいメランコリックな楽曲や、パンキッシュなナンバー、グレッグがリード・ヴォーカルを務める異色曲まで、今作も期待を裏切らない仕上がり。


2014年10月30日木曜日

Xen / Arca (2014)


カニエ・ウエスト、FKAのプロデュースでも知られ、エイフェックス・ツイン以来の衝撃とも称されてデビュー前から話題になっていた若干24歳アルカのファーストアルバム、日本先行発売なので早速発売日に手にいれました!クリス・ハニンガムを連想させるヴィジュアルワークと連動した作品もかっこいい。
少ない音数で彩るエレクトロニクス作品は、何にも例えられない新しさとオリジナリティがあり(アンビエント・ホワイト・ゴスペルミュージックみたいな感じ)2014年の最重要作の一つになるのは間違いないと思います。
新しいサウンドと刺激に飢えている方!是非一度聴いてみてください。中毒性もなかなか高いです。
それにしても2014年、後半になり怒涛の良作ラッシュですね。とても楽しいです。





ALIUM / Submotion Orchestra (2014)



教会での生演奏ダブステップ・ライブをきっかけに、2009年にラックスピン名義で活躍するドン・ハワードを中心に、リーズにて結成(教会でのライブは、後にジェイムス・ブレイクがユニオン・チャペルでのパフォーマンスの参考にしたそう)、Submotion Orchestraの美しい最新作。
深く醸造された生音と電子音の融解の中で、ソウルフルでホーリーなルビー・ウッズのヴォーカルが美しく、シネマティック・オーケストラ、ボノボ、ジェイムス・ブレイクと続く新世代UKソウルの可能性を更に押し広げた作品。








2014年10月24日金曜日

Otherness / Kindness (2014)


2012年にリリースしたデビュー・アルバム『World, You Need A Change Of Mind』が完璧な仕上がりで、来日ライブも観に行った(その年観た中でナンバーワンのライブでした)Kindnessが、ついに2ndをリリース。
今作ではジャジーな演奏、R&Bのアーバンでスウィートなヴォーカルを基調としながら、メジャーなスケール感と洗練されたソング・ライティングが息づくコンテンポラリーなホワイト・ソウル~ダンス・ミュージックを繰り広げています。Blood Orangeらがゲストで参加したり、Pharrell Williamsのアルバム『Girl』も手がけた大御所Jimmy DouglassがMixを手がけるなど、脇を固める面々も素晴らしく、前作を軽く上回る非常に完成度の高い内容に仕上がっています。めちゃくちゃかっこいい。






2014年10月11日土曜日

You’re Dead! / Flying Lotus (2014)


早速発売日に手に入れました。「お前は、もう死んでいる!」ジョン・コルトレーンを彷彿させてくれるかのような爆発するスピリット。ハービー・ハンコック、ケンドリック・ラマー、スヌープ・ドッグら豪華ゲスト陣も参加。発売前から話題になっていた駕籠真太郎によるジャケットのアートワークも含めて、フリーなジャズの精神に心揺さぶられる問題作。混沌と恫喝、そして安らぎ。壮大で崇高なる全19曲収録。かっこいいです!!



2014年10月10日金曜日

Tomorrow's Modern Boxes / Tom York (2014)


Tom Yorkのソロ・アルバム『Tomorrow's Modern Boxes』が、ファイル共有サービス「ビットトレンド」で突如にリリース!
ちなみに6ドルで販売された『Tomorrow's Modern Boxes』の売り上げの内、ビットトレントの取り分は10%だというから、Itunesなどと比べてアーティストへの還元率は他配信サイトと比較してもかなり高い。これに関して本作の共同制作者のナイジェル・ゴドリッチはビットトレントからのリリースに至った理由について、「インターネットでの商取引の取り分を、実際に作品を作っている人たちの掌中に戻していく効果的な方法」だとも語っています。アーティストの印税率の低さを「アーティストの権利を侵害するもの」だとして一貫して批判してきたトムやナイジェルによる、アンサーだとも言える販売方法です。
さて、肝心な内容についてなのですが、これはもう本当に素晴らしいです!今までのソロ作と違い、エレクトロニックながらラフでメランコリックな叙情的な作品も収録されており、肉体的な力を削ぎ落とし、トムの脳内のそのままをサウンドで表現しているようです。早速サロンで流しているのですが、お客様から「これ誰の?」って聴かれることも多いですねー。オススメです!




https://bundles.bittorrent.com/


Syro / Aphex Twin (2014)



9月24日、天才APHEX TWINがDrukqs以来13年ぶりとなるニュー・アルバムSyroをリリース!
アートワークのデザインはAPHEXTWINはじめ多くのWarpRecords作品に携わってきたThe Designers Republic。
トラック・リストとBPM、そしてプロモーションのコスト一覧のタイポグラフィという、音楽にまつわる物語性やイメージは排したデザインがかっこいい。
1曲目からさまざまに加工されたヴォーカルがビートをねじ曲げるようにアクセントをつけていって不穏な空気を生みだしていき、徹底してリスナーを個の世界へと追いつめていく。「produk29」などメロディアスな曲は、丸みある音同士がバルーンのように弾んでぶつかり合う。ミニマルな音色でできあがっていながら、カラフルな万華鏡世界を想像させてくれて、面白い。今作はまさにアンビエント~テクノまで天才リチャードの集大成的な作品に仕上がってあります。間違いないです、オススメです。

2014年10月8日水曜日

Big Pop for Chameleon World / Jerry Paper (2014)


ぐんにゃり歪んだニューエイジ・ラウンジ・サウンドと、ジェントルでねじれたヴォーカル。カセットでリリースを行い人気を集めていた地下アンビエントシーンで要注目されていたブルックリンの奇才、Jerry Paperの新譜がLPでリリース。
掴みどころのない歌声と奇妙な浮遊感は70年代のBrian Enoを連想させる。脳がとろける哀愁ポップスは癖になります。



CYMANDE/CYMANDE (1972)


ジャマイカを中心とした西インド諸島のファンクグルーヴァーによって結成されたサイマンデのデビュー作が今年再販。アフロ、ファンク、ジャズ、レゲエ、ソウルをごちゃ混ぜにした、ハイセンスなレアグルーヴの数々を聴かせてくれる。ヒップホップ、ハウス系のDJからの支持も厚い一枚。名盤です。



2014年10月7日火曜日

Alien Vacation / Pulse Emitter (2014)


USオレゴンのシンセ奏者PULSE EMITTER最新自主制作版が、カセット&DLでリリース。
この人のシンセ使いと表現力の豊かさはお世辞抜きでもの凄い。自然と宇宙なニューエイジでソフトなサイケデリックでアンビエント。空想心、瞑想の楽園力を引き出す圧倒的な世界観です。




Trace / Mike Cooper & Chris Abrahams (2014)


60年代から英国フォーク・サーキットで活躍した後にアヴァンギャルド方面へ進んだ異色の経歴を持つ大ベテラン、Mike Cooperと、オーストラリアの鍵盤奏者Chris Abrahamsの共演作。
電子ドローンを背後に浮遊させながら、Mike Cooperのブルージーなギター・インプロが最高に良い。後半、徐々にエレクトロニクスへと変調していく様は鳥肌もの。


The Offense of the Drum / Arturo O'Farrill and the Afro (2014)


ラテン・ジャズ界最高のピアニスト、アルトゥーロ・オ・ファリル率いる、総勢20名超のアフロ・キューバン・ジャズ・バンドの新作。
迫力があり大胆に、そして緻密におりなすリズム・セクション、そして強力なホーン・アンサンブルがおりなすサウンドは、まさに神格化された偉大なマエストロでもあった亡き父、チコ・オ・ファリルの名を冠するに値する。




2014年9月3日水曜日

A History of Distance / bvdub (2014)



近年ダブ・アンビエント系アーティストとして数々の作品をリリースし続けているbvdubの新作。
ビートを効かせながらも深遠なまどろみのサウンドで浮遊するBurialを更に深化させたアンビエント的ポスト・ダブステップサウンド。
 深いリバーヴのかかったアンビエント・ドローンにピッチダウンしたレイヤーのかかった声を混ぜ合わせ、裏音にノイズをプラス。時に攻撃的にもなるダブステップ / ガラージのビートで展開をつけながら壮大でロマンチックなポスト・ロック、ポストダブステップ・アンビエントな作品に仕上げています。
なかなかカッコイイので気になった方は聴いてみてください。全4曲78分の大作!



Barragán / blonde redhead (2014)



発売を首をなが~くして待っていた、 大好きなblonde redheadの新譜です。
キャリア20年、今までのアルバムは全部持ってるのですが、今日ざっと聴いた感じでは、前作Penny Sparkle程のニューゲイザー的なポップネスは影を潜め、確固とした世界観の下、ダウナーで内省的でありながらも浮遊感のある作品に仕上がっています。









blonde redheadはライブがとってもいい。かっこいい。また観に行きたいな

Gabor Szabo Spellbinder (1966)



基本、新譜を載せる当ブログですが新譜でなかなか良いのがないので旧譜ですが最近買ったオススメを。これはめっちゃカッコイイ、サンバのビートを取り入れたダンスJAZZクラシックが聴ける作品。
ハンガリーはブダペスト出身のジャズギタリストGabor Szaboのリーダー作2枚目となった66年作。Chico HamiltonやRon Carterに加え、パーッかションにWillia Bobo等が参加。軽快なパーカッションを軸に突き進むビートとザボの軽やかなギターさばきが絡み合うタイトル曲"Spellbinder"は、Danny Krivit等ディスコ系DJもプレイするクラブジャズクラシック。メロウ系の楽曲も良く仕上がっていて、名盤です。




Gilberto Golden Japanese Album / Astrud Gilberto (1969)



ずっと欲しいな~っと思いながらも絶版で、特にラウンジ系DJの間でLPがプレミアがついていて買えなかった盤なのですが、なんと奇跡のCD化の情報を愛読してる某メルマガで知り、早速手にいれました!
1969年、アストラッド・ジルベルトが果敢に挑んだ全曲日本語ヴォーカルで歌った幻の名盤の初CD化!
抜群にお洒落な演奏にのっかる訳のわからない片言の日本語は、面白くもあり特にエロくもあり、昭和ボッサの真髄を感じさせてくれる珍盤であり名盤です!






2014年8月9日土曜日

LP 1 / FKA Twigs (2014)





今年初めくらいかな?inc.が彼女とシングル作品を発表したのをキッカケに知って注目していたロンドン在住の女性アーティスト、 FKA Twigs待望のファーストアルバムがリリース。ジャマイカとスペインの血をひく女性でもあり、シンガー、ダンサー、モデルなど多岐に渡って活動しているマルチアーティストでもある。
ジャケットもそうだけど、もうルックスがすでにカッコイイ。
ここ最近は実験的だったりオルタナティヴだったりするR&Bが音楽シーンをずっとにぎわせているけれど、その中でも彼女のサウンドとヴィジュアルの作り方は飛びぬけた世界観があり、そしてポップでもある。かっこいい。






2014年7月31日木曜日

There For U EP / astronomyy (2014)


こちらも英国R&B。こちらのEPをリリースしたばかりの新人アーティストですが注目してます。
The xxやLONDON GRAMMERなどの要素を持った内省的R&Bサウンドですが、EPながら曲の引出しも多く感じられ、センスもなかなか。ここからどうオリジナリティを高めていくか。今後に期待したい新人。



こちらはEP未収録の2013年発表の初期作品。



In the Lonely Hour Sam Smith (2014)



今年リリース作品の中では一番のヘビロテCD。英国のR&Bシーンは豊作続きです。
ダブステップなどのトラックを使った曲もかっこよくていいけど、圧倒的にバラッドの出来がいい。彼は声が本当にいい。ゴージャスでメランコリックなその声で歌われると、心を奪われずにはいられない。一度聴くと耳から離れない楽曲センスも含めて、どの曲を聴いてもいい。グレイト。






2014年7月30日水曜日

TÚ, VEN A MÍ - LA TANA (2010)


お久しぶりです。仕事が忙しくて2ヵ月近くも更新できずにいました、、、すみません。
その間にマイケルジャクソンやケリスの新譜など素晴らしい作品も買ってヘビロテしてたのですが、R&BはSam Smithが一番良かったので次の投稿で書きます。
そして最近購入して良かったこちらは、セビリヤ出身の若きフラメンコシンガーのデビュー作品です。
沢山音楽を聴いていると、時代が経っても色あせない力強さを持った作品を聞き分けることができるようになってくるのですが、この作品はまさにそう。
ニューフラメンコともとれるダンスと音楽で、とてもかっこいい作品でした。特に今年の暑い夏に、いかがでしょうか。



2014年6月10日火曜日

SAINT HERON / V.A (2014)


今、世界の音楽の中で一番カッコイイことをしてるのがアンダーなR&Bのシーンだと思ってるのですが、そんなシーンの音楽を知るのにはまさにジャストな1枚。
ビヨンセの実妹、Solange。彼女が自身のレーベルを立ち上げリリースした1stコンピレーション。
DrakeのアルバムにもフィーチャーしていたSamphaやJhene Aiko、生え抜きシンガーらの楽曲を中心に、Cassie, Solange自身の未発表曲など、新世代のR&B12曲を収録しています。
エレクトロ~チルアウト~ダウンテンポ~インディ・ダンス~シンセ・ウェイブなど様々な要素が絡みあった、今の世界の最先端のR&B作品群。これは絶対聴いた方がいいです。かっこいい。


V.A THE BLUE COLLECTION / ESKIMO RECORDINGS (2014)





ハイセンスなNu-Discoトラックを数多くリリースしている、ベルギーのESKIMO RECORDINGSより、前作“THE PINK COLLECTION”に続き“THE BLUE COLLECTION”がリリース。今回も全曲新曲。
多分今後シリーズ化されそうな作品ですが、ジャケットのセンスも素晴らしいけど、楽曲のセンスも素晴らしい。一捻りきいたNu-Discoトラックが沢山。自分はドライブ用に使っています。






2014年5月28日水曜日

GUSTO / Especia (2014)



以前からYOUTUBEではチェックしてた子たちなのですが、ついに今日、大阪・堀江発のアイドルグループ、 Especiaのファーストアルバムが発売されたので購入してきました。
僕、多分アイドルのCD買うの人生でこれが初めてだと思うのですが、彼女たちのサウンド、中毒になります。
レイト80s~アーリー90sの息吹を感じさせるアーバン・ファンク / AOR / スムース・フュージョンのテイストをクラウドラップ、トリルウェイヴ以降の感性でビルドアップした楽曲群とヴィジュアルワーク(ブックレットにはメンバーの写真が一切なく、ひたすらバブル時代に建てられた高級ラブホテルの内装の写真がをバックに歌詞が書いてあるデザインで、いかにも感がグッド。各曲のMVもやりきっていてグッド!)キャラクターが際立つメンバーの歌声とダンス・パフォーマンス。
こういうニッチな音楽ファンをも唸らせるアイドルユニットを関西発で出してくる辺り、プロデューサーの手腕がいいなと思います。今後も注目。













2014年5月22日木曜日

Prayer Before Birth / Hejira (2014)





マシュー・ハーバート全面プロデュースのデビューアルバムを<Accidental>からリリースした、ロンドン出身の4人組ロック・バンド、ヘジラのファースト。
ミニマル&ダークなバンド・サウンドと、透き通るような歌声、ハーバートの先鋭的サウンドで作品を作り上げています。
感想は意外と予想していたよりもハーバード色は薄く(実験的な電子音も必要最小限)全編を通して生音の柔らかなバンドサウンドで構成されていて、実に心地よく1枚を通して聴くことができます。
ハーバードプロデュースの新人と言うことで、The xx以降の期待していた目新しいバンドサウンドが感じられなかったのが残念。でも作品はいいです。






Drop The Vowels / Millie & Andrea (2014)


Demdike Stare〜Slant Azymuthなどメンバーで、ソロでもSuum Cuique〜Miles〜MLZ名義などでリリースしているMiles WhittakerによるMillieと、Modern Loveの人気アーティストAndy Stottの別名義Andreaの2人組、Millie & Andreaの1stフルアルバム。
凄く楽しみにしていた作品で、この2人が組めば最強なのは言うまでもありません。
ダブ、ミニマル、JUKE、ベースミュージック、インダストリアルを通過した彼らが奏でる最先端の孤高のストリート・ベースサウンド。かっこいいです。



Healing Is Difficult (10th Anniversary Edition) / Sia (2014)


本名は「Sia Kate Isobelle Furler」と言う長い名前の、オーストラリア生まれのボーカリスト。オーストラリアでも音楽活動はしていましたが、デビューは移住したロンドンで。名門ソニー・ミュージックと契約し作品を発表。しかしあまり売れず、僕も最近知った人なのですが、音楽とてもいいです。名作です。少し前のエレクトロニクスR&Bの感じですが、何というか絶望的な中にある美しさみたいなのを感じる作品世界。それでいて、とても聞きやすい。





Histrionic / MARIA MINERVA (2014)



NOT NOT FUNが産んだエストニア出身のMARIA MINERVA、2014年サードアルバム。さらなるフロアへ着地した90'S ディーヴァ・ハウスとロンドン・ベース・ミュージックのアイデアとシンセ・インディの次のポップが溢れ出る、ローファイ・アシッド・ディスコミュージック。
ちなみにMinervaは、ローマ神話に登場する音楽(魔術)の女神の名前に由来しているそう。NOT NOT FUNの音楽は全部いいです。



Oye Como Va (Mambo Y Cha Cha Cha) / Tito Puente (1994)



夏が近いので購入。ラテン音楽界を代表する米国・ニューヨーク出身のミュージシャンです。
1940年代から活躍し、1950年代の世界的マンボブームの立役者の一人でもあります。プレイヤーおよびバンドリーダーとしての足跡はもちろん超一級ですが、ラテンジャズやサルサの発展にも大きく寄与し、また、自らのバンドから多くの後進を輩出するなど、ラテン音楽を形作ってきた功績も見逃せない、ラテン音楽界のレジェンド。