2014年9月3日水曜日

A History of Distance / bvdub (2014)



近年ダブ・アンビエント系アーティストとして数々の作品をリリースし続けているbvdubの新作。
ビートを効かせながらも深遠なまどろみのサウンドで浮遊するBurialを更に深化させたアンビエント的ポスト・ダブステップサウンド。
 深いリバーヴのかかったアンビエント・ドローンにピッチダウンしたレイヤーのかかった声を混ぜ合わせ、裏音にノイズをプラス。時に攻撃的にもなるダブステップ / ガラージのビートで展開をつけながら壮大でロマンチックなポスト・ロック、ポストダブステップ・アンビエントな作品に仕上げています。
なかなかカッコイイので気になった方は聴いてみてください。全4曲78分の大作!



Barragán / blonde redhead (2014)



発売を首をなが~くして待っていた、 大好きなblonde redheadの新譜です。
キャリア20年、今までのアルバムは全部持ってるのですが、今日ざっと聴いた感じでは、前作Penny Sparkle程のニューゲイザー的なポップネスは影を潜め、確固とした世界観の下、ダウナーで内省的でありながらも浮遊感のある作品に仕上がっています。









blonde redheadはライブがとってもいい。かっこいい。また観に行きたいな

Gabor Szabo Spellbinder (1966)



基本、新譜を載せる当ブログですが新譜でなかなか良いのがないので旧譜ですが最近買ったオススメを。これはめっちゃカッコイイ、サンバのビートを取り入れたダンスJAZZクラシックが聴ける作品。
ハンガリーはブダペスト出身のジャズギタリストGabor Szaboのリーダー作2枚目となった66年作。Chico HamiltonやRon Carterに加え、パーッかションにWillia Bobo等が参加。軽快なパーカッションを軸に突き進むビートとザボの軽やかなギターさばきが絡み合うタイトル曲"Spellbinder"は、Danny Krivit等ディスコ系DJもプレイするクラブジャズクラシック。メロウ系の楽曲も良く仕上がっていて、名盤です。




Gilberto Golden Japanese Album / Astrud Gilberto (1969)



ずっと欲しいな~っと思いながらも絶版で、特にラウンジ系DJの間でLPがプレミアがついていて買えなかった盤なのですが、なんと奇跡のCD化の情報を愛読してる某メルマガで知り、早速手にいれました!
1969年、アストラッド・ジルベルトが果敢に挑んだ全曲日本語ヴォーカルで歌った幻の名盤の初CD化!
抜群にお洒落な演奏にのっかる訳のわからない片言の日本語は、面白くもあり特にエロくもあり、昭和ボッサの真髄を感じさせてくれる珍盤であり名盤です!