2013年9月27日金曜日

SHIT COMPUTER / KIDS AND EXPLOSIONS (2010)


たまたまネットで先日見つけたアーティストなのですが、MV含めてかなりカッコイイです。
カナダ産の実験的ヒップホップなのですが、詳細は不明。CureのPicturea of Youをサンプリングネタに使った曲とかも面白かったです。
アルバムは自主制作で、自分たちのHPでMP3のダウンロード販売(価格は購入者が決められる)しているのですが、
日本からの支払いに対応していなくて、買いたくても買えない状況、、、。
カッコイイから、普通に15ドルくらいなら全然出すんだけどなぁ、、、。残念。


http://www.kidsandexplosions.com/







6 Feet Beneath the Moon / King Krule (2013)




19歳のロンドン在住、天才メランコリック・シンガー・ソングライターKing Krule。遂に完成したファースト・フル・アルバムを早速購入しました。ちなみにアルバム発売日の8月27日は、彼の19歳の誕生日。 16歳の頃のZoo Kid名義で発表していた頃の、天才性の中に見え隠れする甘酸っぱさ、イギリス人らしい悲しげな泣きのメロディは影を潜め、今作では前作のEP以上にヒップホップ、ブルースなどの黒人音楽からの影響が強く伺える作品。きっと、10代後半になり、これらの音楽にどっぷり傾倒していったんだと思う。King Kruleが描き出すストリートアートの音世界。カッコイイです! MVの、煙草をふかす不良少年っぽさもいいね。アルバムタイトルも、何だかロマンチックで好きだ。





2013年9月23日月曜日

Outline / Gino Soccio (1979)



俗に言うイタロディスコ(1970年代後半にイタリアに起源を持つディスコ音楽。曲調はシンセサイザーやドラムマシンを使ったキャッチーなメロディで、ボコーダーや、きつめの英語アクセントが特徴的。テーマはロボットや宇宙を扱ったものが多い)の曲ですが、一周回って、今、こんな曲もカッコイイな~っと思って、今日聴いていたアルバムです。
かなり狭間的な人で、すぐにディスコシーンからも消えてしまった人みたいなのですが、なかなか良いです。沸騰しきらない、ミニマルで平熱のディスコサウンドを聴かせてくれます。
2013年、案外今聴いてカッコイイサウンドなのは間違いないです。ジャケットもカッコいい。



2013年9月22日日曜日

High-Flying / 鈴木宏昌 (1976)


今週色々とこの時代のJAZZを聴いていて、今のところ一番のお気に入りがこちら。
名手鈴木宏昌がフュージョン前夜に制作したファンキー・サウンド・ショウケース。このグルーヴ感、堪らないですね~。めちゃくちゃカッコよかったです。
鈴木宏昌が、当時のベテランから若手までファンキージャズの名手を集めて作り上げた「クロスオーヴァー」の傑作としても有名だそうです。納得の作品。




鈴木宏昌:作・編曲、PF、EPF、SYNTH、KEYBOARDS
稲垣次郎:T・SAX、S・SAX、FL 
深町 純 :SYNTH、KEYBOARDS 
杉本喜代志:E・GUITAR 
芳野藤丸:E・GUITAR 
高中正義:E・GUITAR(M1,6,7) 
岡沢 章 :E・BASS 
高水健司:E・BASS(M1,6,7) 
村上秀一:DRUMS 
ラリー須永:LATIN PERCUSSION 
伊集加代子:VOCAL(M1,7)



ジス・イズ・ホンダ / 本田竹曠 (1972)



ジャズピアニストの本田竹曠が、鈴木良雄、渡辺文男と結成したトリオ編成で、1972年に録音したアルバム。渡辺貞夫の実弟であるドラマーの渡辺文男とともに、東京のイイノホールで菅野沖彦の監修のもとにレコーディング・セッションが行なわれ、バラードを中心とした6曲のスタンダード・ナンバーを録音。このアルバムは、スイングジャーナル誌ジャズディスク大賞の最優秀録音賞を受け、本田の代表的なアルバムのひとつとされている。

本田竹曠 (P)
鈴木良雄 (B)
渡辺文男 (Ds)



http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=9L4J-lSxbs0

シンシアリー・ユアーズ / 菅野邦彦,鈴木勲 (1980)




菅野邦彦氏と鈴木勲氏のセッションアルバム。
ジャケットの暖かい雰囲気がそのまま演奏にも現れていてリラックスしたムードで心地よく聴けます。
しかし、演奏がめちゃくちゃ上手くて凄かったです。

菅野邦彦(P,SOLINA)
鈴木勲(B,PICC-B,SOLINA)


音源は見つからなかったので掲載はなしです。

MANHATTAN FOCUS / マンハッタン・フォーカス (1978)



日米の実力者による混成プロジェクト、マンハッタン・フォーカスが贈るニューヨーク・サウンド。
ブラジリアン/ラテンを取り入れ、人種の坩堝のNYらしいサウンドの作品。
今で言うクラブJAZZにも通じるフュージョンサウンド。

アル・フォスター(DS) 
増尾好秋(EL-G,G) 
ボブ・バーグ(TS) 
菅野邦彦(P,EL-P) 
トム・ハーレル(FLH) 
鈴木良雄(B) 
T.M.スティーヴンス(EL-B) 
サミー・フィガロア,エディー・コロン(PERC)


MISTY / 本田竹曠 (1971)


黒人女性シンガー、Mama Tをフィーチャーしたヴォーカル+トリオ・アルバム。
1972年に横田基地でのライブ録音。
ブルージーかつダイナミックなボーカルとスウィングする演奏!!カッコイイ!!

ママ・T (vo)
本田竹曠(p)
鈴木良雄(b)
ジェームス・チック(ds)


ASCENT / 今田勝(1974)


秋なのでJAZZが聴きたいなと思い、今週は日本の70年代辺りのJAZZを買い集めていてずっと聴いていました。その中から、数作品ご紹介していきたいと思います。
今作は1950年代半ばにプロ・デビューして以来、日本のジャズ・シーンを支えるピアニスト、今田勝の魅力をフルに伝える圧巻の2枚組ライヴ・アルバム。今田のモダンでシャープ、そしてリリカルなプレイが繰り広げられる。鳥肌が立つほどカッコイイ。

今田勝(P)
福井五十雄(B)
小原哲次郎(DS)
伏見哲夫(TP)
三森一郎(TS,SS)
中島御(CONGA)
行田よしお(MC)




2013年9月18日水曜日

L-Fields / Michael Prime (2012)



なかなか面白い音源を手にいれました。一言で説明するなら「聴こえない音を聴く」作品。
Michael Primeは1962年生まれのサウンド・エコロジスト生態学者。
サウス・ロンドンにおける野生生物の生息環境の保護に長年関わったことをきっかけに,植物や菌類などの生体電気活性や,そのほか通常人間には知覚できない音を可聴化する装置を用いて,さまざまな環境音を取り入れた音楽作品を発表しているアーティストです。
今作の音の素材として選ばれたのは、けしの花、マリファナを含む大麻草。 ムスカリンを含むベニテングダケ。 メスカリンを含むウバタマ (烏羽玉:サボテンの一種であるペヨーテ)の三種。
これらの植物から記録した生体電気信号を協和させることで作品を構築しています。
基本的には静かにひたすらピー―――っと単音が続くだけだけど、時折変化が見られ、植物電気を記録している最中に録った周辺のフィールド・レコーディング音響も合わさり、何とも独創的で心地よい音世界が展開されていきます。
音楽を聴きすぎて疲れた時に、丁度いい。


(このアルバムの音源が見つからなかったので、下の音源は同アーティストの別作品です)

2013年9月14日土曜日

DEVOCION / Meridian Brothers (2013)


コロンビアのヘンテコなバンドのCDです。以前買っていたのを忘れていて昨日開封したのですが、もう最高でした!ジャンルを例えるなら、ローファイ・ラテン電子音楽。
この気持ち悪さが自分は病みつきになってしまい、昨日から中毒的に繰り返して聴いています。
コロンビアのラテン音楽に、ヘンテコなキーボードとシンセが狂ったように絡んできます。
どんな国にも、面白い音楽作る人たちって必ずいます。ジャケットも含めて、最高!!
もう一枚CD出してるので、そちらも頼まねば。

 

Feelin' Good / Nightmares On Wax (2013)


Warp所属のご存知ベテランNightmares on Waxの新譜です。参加ミュージシャンも豪華で(ジャザノバのアレンジャーであるセバスチャン・シュトゥッドニツキーが多彩なオーケストレーションとストリングスを担当、ロビン・テイラー・ファースがキーボードで、ジャズ・パーカッショニスト、ウォルフガング・ハフナーがドラムで、ゼロ7のモーゼスがヴォーカルとして)ブレイクビーツ・ソウル・ダブ・ヒップホップ・トライバルハウス・などなど生楽器中心の多彩な楽曲が聴けます。チル的な曲も多くて、とても気持ち良い。
現在の生活の場であるイビザで全て作られたらしいのですが、その空気感がとても出ているように感じます。









NU REVOLUTION / Les Nubians (2011)


先日フランス語のヒップホップやソウルをお店で流したくてles nubiansの昔買ったCDを自宅の段ボールの奥底から探してたのですが、結局見つからず、しょうがなくもう一度買いなおすかなとAmazonで検索したら、なんと8年ぶりの新譜が出てるじゃないですか、、、。(しかも2011年)てっきり、活動してないかと思っていたので、これは嬉しい発見。そして早速購入。
les nubiansはカメルーン人の母とフランス人の父の間に生まれた姉妹によるユニットです。そして今作の出来はとてつもなく素晴しかった!
アフリカンビート・R&B・ジャズHIP HOP・アフロなどが絶妙のバランスでブレンドされたサウンドは非常に心地良く、一言で言うなら多国籍JAZZヒップホップ。ほんとお洒落でカッコイイです!



1200WAYS / SHING02 + DJ $shin (2013)




SHING02とDJ $HINによる、惜しくも生産停止になってしまった、DJカルチャー、そしてレコードカルチャーに多大な影響を与えた名機"TECHNICS SL-1200"に捧げたコンセプトアルバム。
曲はチル的なものが多く、軽やかにターンテーブル上を舞うSHIG02英詩のリリックも聴いていてとても気持ちいい。


2013年9月5日木曜日

Brian Jones Presents The Pipes Of Pan At Jajouka (1968)




故・ブライアン・ジョーンズ唯一のソロ作であり、ヤバイ音楽を手に入れたのでご紹介。モロッコ北部に位置する村、ジャジューカ。 ここには、独特な伝統音楽が息づいていて、「Master Musicians of Joujouka」と名乗る集団が、連綿とその音楽を引き継いでいます。
内容は、ローリング・ストーンズのメンバーだったブライアン・ジョーンズが謎の死を遂げる2年前の1968年に、モロッコのジャジューカ村に録音に赴き、Master Musicians of Joujoukaの呪術的リズムを持つ演奏をフィールドレコーディング。
その後、その音源にトランス感を増大させるようなエコーやノイズなどの音響処理がスタジオで施され、完成したのがこちらの作品。この陶酔感は、チョット他では味わえません。
音源も、物凄いプレミアがついていた時期もあったそうですが、現在は海外のAmazon経由だと普通に3000円くらいで購入可能です。





Sleep Of Reason / Raffertie (2013)



UKはロンドンの老舗レーベル『Ninja Tune』より、Raffertieがデビュー・アルバムを発表。
今年春にデビューしたinc.以降に増えつつある、エレクトロ+R&Bという2013年らしいスタイルの作品。かなりカッコよかったので購入しました。内容は、とにかくドープ&メロウな最新型UK産アーバンエレクトロSOUL。
昨日紹介したLaura Mvulaもいいですが、こちらも負けず劣らず良い!
トラックも、Post Dubstep、UK Bass、Cillwaveを通過した新たな可能性を感じるものになってます。
う~ん、かっこいい!!






2013年9月4日水曜日

Sing to The Moon / Laura Mvula (2013)




英国バーミンガム出身、現在26歳のシンガー・ソングライターのデビューアルバム。
これがとにかく素晴らしい。生命感溢れるアッパーソウルから、涙が零れるバラッドまで。捨て曲は一切なしの圧巻の完成度。UKソウルの名盤入りは決定でしょう。
(ちなみに名前のムヴーラというのは、ザンビア出身の旦那様の姓だそうです。)
芯のあるソウルフルなヴォーカルが重なり合って織りなす音風景は、ソウルともゴスペルとも違う、彼女ならではの女性的な生命力と幻想的で独自の世界を織り成しています。
全曲、彼女の作曲によるもの。2013年マストの1枚。ほんとに、カッコイイです!!


2013年9月2日月曜日

DON & STEVIE / DON & STEVIE (2013)



これは最近8月に買った新譜の中では、最もリラックスできて心地よかったです!辺境サイケ発掘の総本山Finders Keepersから、才人Don Gereの夫婦デュオが残したアシッド・フォーク。(1969年録音)
レアな発掘版につき自分も詳細は不明なのですが、ホームメイド感溢れるアシッド・フォークを中心にソフト・ロック・ナンバーも収録されています。
これを書いている時点で、彼らの曲のYOUTUBEの再生回数は30回ほどしかされていません。
とても素晴らしい名盤だと思うので、是非聴いてみて下さい。


Crustal Movement Volume 01 / DJ Nobu (2013)



今最も海外で売れている日本人DJでもあり、自身が主催する"FUTURE TERROR"やBLACK SMOKERとの合同プロジェクト"BLACK TERROR"など国内アンダーグラウンド・ネットワークの中軸に鎮座し、同時に年間を通して数多くの海外アーティストとの競演(前座ではなく海外DJを差し置きトリを飾る事が多い)も果たすDJ NOBUによるミックスCD。
これはめちゃかっこよかったです。モダン・インダストリアルからヴィンテージ電子音楽〜ドローン~テクノ〜ノイズ〜エクスペリメンタル〜アウトサイダーなオルタナティブハウスまで、様々なコアな楽曲を繋いでいて、ミックスCDながらもDJのアート作品として成立しています。
ジャケットは三重の伝説的D.I.Y.パーティーApollpさん主催の”eleven”のアートワークを手がけてきたSE-1が担当。
このCDも、Nobuさんと一緒に現在MAGOでBLACK CREAMをオーガナイズしているApolloさんに頂きました。いつもありがとうございます。




5sence / 5lack (2013)





PSG、SICK TEAMの一員としても活動するラッパー、S.l.a.c.kのソロ名義5lackの新作。
主に最近車で聴いていいるのですが、脱力系のけだるいリリックがめちゃくちゃカッコよくて、日本語ラップなんだけど、日本語と感じないと言うか?そんな辺りも不思議でカッコイイ仕上がり。
音楽において言葉の壁を越えると言うのは、こういうことなんじゃないだろうか。
今作のインタビューで、「原点回帰」と言っていたけど、そういえば、S.l.a.c.kって怠け者って意味なんだよなって思い出して、なるほどなって思ったりもした。

(音楽が見当たらないので、是非購入して下さい)

PEEP: The Aprocalypse / Pro Era (2013)






地元ブルックリンを拠点に活躍する 若干18才のJoey Bada$$率いる若手ヒップホップ・クルーPro Era
の新しいミックステープがリリースされたのでダウンロードしました。
Odd FutureやA$APに次いで 、NYで最も勢いのある若手クルーとの呼び声も高い彼ら。
JAZZYなビートやネタ使い、フロウからは、彼らの親世代が熱狂したであろう、良き時代の90年代ヒップホップの影響を感じさせる仕上がりになっている。
リリックの内容も決してギャング系のよくある批判中傷、ドラッグなどではなく、ごくごく彼らの生活の中の身近に起きる出来事をさりげなく伝えていて好感が持てる。