2013年10月24日木曜日

WORLD OF ARTHUR RUSSELL / ARTHUR RUSSELL(1993)

70年代ニューヨーク、チェロを学び、前衛音楽などへも傾倒しアヴァンギャルドなチェロ奏者として活動。
ドラッグと仏教に心酔し、チェロにダンスミュージックを融合させた、ミニマルミュージックを演奏し、ディスコを革新し、初期のトーキング・ヘッズに参加し、数多くの歌を作り、そして歌ったアーサー・ラッセルという伝説。
演奏楽器はチェロに限らず様々な楽器を使用、交友関係も幅広く、ニューヨークでは有名なところだと詩人アレン・ギンズバーグや現代音楽の作家フィリップ・グラスらと親交を結んだ。
完璧主義者としても知られ、音源は数多く制作していたが、92年にエイズで亡くなるまでに流通した作品はごく僅か。(彼の死後、今作のような生前の音源を集めた編集版が数多くリリースされている)
今作では彼のダンスミュージックサイドを存分に味わうことができる名編集盤。
New Wave、現代音楽、ハウスにとどまらず、ミニマル・ミュージックへの影響は計り知れず、今聴いても抜群にカッコイイ音楽の数々。
時代を越えたエクスタシーを、彼の残した音楽から味わってみてはいかがでしょうか。



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