2013年6月26日水曜日
Cuneyt Sepetci & Orchestra Dolapdere / Bahriye Ciftetellisi (2013)
下のPOSTにトルコの80年代サイケを書きましたが、こちらは同じトルコでも2013年の最新型。
ハッキリ言ってめちゃ上手くてカッコイイです。ジャケットもcool!
アーティスト名にもあるDolapdereとは、トルコの首都イスタンブールの近くにある地域の名前。もともとトラキアから移住してきたジプシーたちの住む町だそうで、彼らは街である結婚式、割礼、パレード、パーティーで音楽を演奏しているそうです。(YOUTUBEで色々見れます)
本アーティストCuneyt Sepetci は、Dolapdere出身のクラリネット奏者で、ターキッシュ・ジプシーミュージックに、アルバニア、マケドニア、スペインのフォークソング等も吸収した独自のスタイルをもつ、イスタンブールのミュージシャンの中でもトップレベルに優れた音楽家。
収録されている楽曲は伝統的なジプシーミュージックのレパートリーからですが、なかなか世に出ない貴重な音源ばかりです。
まだ知らぬ、世界の音楽の素晴らしい世界を是非感じて下さい。
Coban Mamos / DERDIYOKLAR IKILISI(2013)
辺境系で謎の音楽を入手。トルコ東部からドイツへ移住し70年代から活躍した2人組、DERDIYOKLAR IKILISI の85年作の初音源化らしいです。
ジャンル的にはトルコポップになるんでしょが、説明するのが非常に難しい独自のサウンド世界を展開。ちなみに曲によってはかなりダンサブル。
調べたところ、シンセドラムを中心に手が足りないので鼻で弾いているというシンセサイザー(笑)、自作したトリプルネックギター、ツィンバロムと言う東欧打楽器を使用しているらしい。
サイケで妖しい天然ヘロヘロサウンド。癖になります。
Jinx / Kammerflimmer Kollektief (2007)
ドイツの音響派JAZZバンド、Kammerflimmer Kollektiefの6枚目の作品。ドイツ南西部、カールスルーエを拠点に活動中。
彼らは精神世界をテーマに作品を制作していて、今アルバムも全編を通して塞ぎ込んだ重たい音世界が展開されるが、不思議と安らぐ音作りでもあって、気がつくと何度も聴いてしまう傑作だと思う。アートワークもカッコイイです。
ジャンル的には即興のフリーJAZZがベースになっていて、そこにスローコア、ポストロック、エレクトロ二カ、オリエンタルな女性ボーカルがごちゃ混ぜになり乗っかり、重たい世界の中にも自由でスピリチュアルな雰囲気が漂う。大傑作オススメの1枚。
2013年6月25日火曜日
The Withdrawing Room / Mary Lattimore (2013)
ハープ奏者Mary LattimoreによるデビューアルバムThe Withdrawing Room。
これは実験的な音作りでありながらも相当に心地よい音楽です。 思えばハープ奏者の音楽って他に持ってなかったので、そういう意味でも新鮮で良かったです。
非常に繊細に弾かれる優しいハープの調べのバックに電子音が挿入されてくるのですが、これが結構凄いことになています。
最初はとても共感するような心地よいサウンドなのですが、後半になるにつれ、電子音のみ徐々に壊れ、そして崩れさっていきます。その崩れ去る様さえも心地よくも美しい、2013年の名盤の1枚かと思います。音源はLPと配信でのみ販売。
VALENTINO FALL/WINTER 2013-2014
音楽のブログなのに何でファッションショーの映像?と思う方もいるかもしれませんが、ファッションのデザインに対する選曲・曲順が本当に素晴らしいので是非見てみて下さい。
印象派の絵画を思わせるテキスタイル(額縁をイメージする切り替えしなども)に、欧州の少女性的イメージを洋服のデザインに取り入れた今期のバレンティノ。
そこに流れる音楽の力で、洋服を何倍にも素敵に見せています。
以下曲順
印象派の絵画を思わせるテキスタイル(額縁をイメージする切り替えしなども)に、欧州の少女性的イメージを洋服のデザインに取り入れた今期のバレンティノ。
そこに流れる音楽の力で、洋服を何倍にも素敵に見せています。
以下曲順
1) K&F Thema - Apparat
2) Sacrilege - Yeah Yeah Yeahs
3)The Heart Asks Pleasure First - Michael Nyman
4)Never Let Go - Adriz
5) K&F Thema - Apparat
6)The Heart Asks Pleasure First - Michael Nyman
7)Darkness - Moodorama
8)Asaf Avidan - Different Pulses
Mosquito / Yeah Yeah Yeahs(2013)
音作り的には、僕のYeah Yeah Yeahsのイメージではもっと隙間があって、チープでオルタナやパンク的な感じのイメージだったのですが、今作はゴスペルやヒップホップを導入、音も厚みがあり、丁寧に1曲1曲作ってあり、バンドの進化が感じ取れる印象。あとカレン嬢が相変わらず可愛かった。
特に好きな曲が下に貼ってある曲なのですが、ゴスペルを入れておきながら"Sacrilege"(冒涜)と歌うとこがカッコイイ。
僕の大好きなモデル、Lily Coleを起用した逆時系列的なMVの仕上がりも素晴らしい。
映像監督は、フランスのディレクターズ・チーム、Megaforceによる作品。
2013年6月21日金曜日
A LAST DISCOVERY : THE ESSENTIAL COLLECTION, 1984-2001 / FINIS AFRICAE (2013)

Nuestro Pequeno Mundoというバンドで成功したJuan Alberto Arteche Guelが80年代初頭に組織したスペイン産NEW WAVE~WORLD~ANVINTグループ、Finis Africaeの17年にも及ぶ足跡を捉えた編集盤がリリース。日本初音源化。これ、僕も初めて知ったスペインのバンドですが、相当良いです。これも直観で買った音楽でしたが、もう大正解でした。最高。
16曲収録されてるのですが、音楽性が見事に全曲バラバラ。笑
通して聴くと、結構凄いことになってます。具体的にはアフリカ音楽の影響を受けつつ、具体音、現代音楽、ニューウェイヴ、ダンスグルーヴ、アンビエント、そしてスペインのフォークロア感覚が、実験性を保ちながら独特のポップセンスで展開されていき、飽きることなく一気に最後まで聴けてしまいます。
まだまだ世界には知らないアーティストが多いですね。音楽って、本当に奥深い。
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