2013年9月18日水曜日

L-Fields / Michael Prime (2012)



なかなか面白い音源を手にいれました。一言で説明するなら「聴こえない音を聴く」作品。
Michael Primeは1962年生まれのサウンド・エコロジスト生態学者。
サウス・ロンドンにおける野生生物の生息環境の保護に長年関わったことをきっかけに,植物や菌類などの生体電気活性や,そのほか通常人間には知覚できない音を可聴化する装置を用いて,さまざまな環境音を取り入れた音楽作品を発表しているアーティストです。
今作の音の素材として選ばれたのは、けしの花、マリファナを含む大麻草。 ムスカリンを含むベニテングダケ。 メスカリンを含むウバタマ (烏羽玉:サボテンの一種であるペヨーテ)の三種。
これらの植物から記録した生体電気信号を協和させることで作品を構築しています。
基本的には静かにひたすらピー―――っと単音が続くだけだけど、時折変化が見られ、植物電気を記録している最中に録った周辺のフィールド・レコーディング音響も合わさり、何とも独創的で心地よい音世界が展開されていきます。
音楽を聴きすぎて疲れた時に、丁度いい。


(このアルバムの音源が見つからなかったので、下の音源は同アーティストの別作品です)

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